金沢・福井旅行の2日目は宿泊先の金沢を離れて、お隣の福井県にある恐竜博物館へ行きました。
福井県では観光したい場所が多くあって、恐竜博物館へは開館時間に合わせて朝から出かけたので感想を書いていきます。
金沢から福井県立恐竜博物館へ行きました【おすすめ曜日/アクセス等】
- 金沢から福井県立恐竜博物館へ行きました【おすすめ曜日/アクセス等】
福井で人気の恐竜博物館
恐竜博物館は福井でも人気の博物館で旅行客も多く有名ですが、恥ずかしながら私はこれまで知らなくて、今回初めて訪れました。
福井県ではこれまでに沢山の貴重な化石が発掘されていて、その化石発掘量は日本一となるそうです。
5体の新種!恐竜化石を発見
これまでには5体の新種の恐竜化石が福井県で発見されていて、その化石と発掘現場は平成29年に国の天然記念物に指定されています。
福井で発見された5体の恐竜化石の名前はこちら
- 「コシサウルス」
- 「フクイベナートル」
- 「フクイティタン」
- 「フクイサウルス」
- 「フクイラプトル」
コシノサウルス以外の4体は、名前に「フクイ」が付いているので福井で発見されたものと分かりやすいです。
恐竜博物館内には「福井県の恐竜」コーナーもあって、詳しい解説もされていました。
野外恐竜博物館で化石発掘体験
恐竜博物館の前にある公園ひろばには、写真のように当日の化石発掘体験の開催情報や利用案内の看板がありました。
野外恐竜博物館では本物の発掘現場の見学や発掘体験ができるそうです。
基本的には事前予約での利用がおすすめですが、枠に空きがあるような場合には当日の受付も可能とありました。
ツアーの所要時間は約2時間(往復1時間・見学と体験1時間)で、博物館から出ている専用バスに乗って巡るそう。
野外恐竜博物館は博物館の入館料とは別途利用料金が必要で、写真の奥に写っているテントで受け付けていました。
恐竜博物館のエントランスへ
恐竜博物館の建物は丸い卵のようなドーム型になっていて、3階建ての吹き抜けです。
博物館入り口はエントランスホールの3階部分にあたります。
博物館へ入場すると、直ぐに地下一階まで続くエスカレーターで地下へと潜っていきます。
シンメトリーで明るく開放感のあるエントランスホールを下りながら、この先にどんな光景が広がるんだろうかとワクワク感が増しました。
福井県立恐竜博物館の設計は波打つガラス壁でも有名な東京の国立新美術館を設計した故・黒川紀章氏とのことでした。
福井県立恐竜博物館の展示が凄い!
地下1階まで降りると明るいエントランスとは異なる、落ち着いた照明のダイノストリートを進んでいきます。
カマラサウルスの全身骨格があったので眺めていると、どこからか「ウォォォー!」と、もの凄い唸り声が聞こえてきました。
大人はワクワクが増すけれど、小さな子どもだと怖がりそうなほどの勢いです。
動くティラノサウルスは鳴き声も大迫力
唸り声の聞こえる方向へ足を進めると、大きなティラノサウルスを発見しました!
足は固定されているのですが、元気に動いている姿は結構な迫力です。
館内の薄暗い雰囲気のなかでのティラノサウルスの雄叫びは、あまりの迫力に小さな子供の怖がる姿や泣いている姿もちらほら見かけました。
恐竜44体の全身骨格展示
1階「恐竜の世界ゾーン」には、全部で44体の恐竜たちの全身骨格が展示されていました。
複製のものも多いですが、そのうち下記の9体は本物の化石を用いて組み上げられているそうです。
正直なところ私には間近に見てもどれが本物か複製か分からなかったけれど、展示数の多さや大きさに圧倒されました。
9体は本物の恐竜化石
本物の恐竜化石を用いたという9体の展示がこちら
- カマラサウルス
- カンプトサウルス
- プロサウロロフス
- エドモントサウルス
- ヒパクロサウルス
- ユーオプロケファルス
- アルバータケラトプス
- ヘスペロサウルス
- エドモントニア
恐竜博物館へ入場する際にもらった利用案内では、展示場所を確認することもできました。
なかでもカマラサウルスは9割以上が実物の化石で組み上げた標本なので必見です。
9割以上って、凄いですよね。
小さな模型展示もかわいい
展示されている恐竜の骨格標本にはそれぞれ解説が付いているのですが、解説の側には肉付けされた恐竜の模型も一緒に展示されていました。
骨格標本と同じポーズをしたミニサイズの恐竜模型が、どれも可愛らしかったです。
館内は写真撮影OKでしたが、フラッシュや三脚の使用は禁止です。
展示の順路は「おすすめコース」の表示もありましたが、好きな場所から自由に廻ってもよさそうな雰囲気でした。
動く恐竜が迫力満点
その他にも1階にはジオラマ展示の「中国四川省の恐竜たち」コーナーがあって、こちらには実物大の動く恐竜達がいました。
ジオラマのほかにも迫力のある映像が映し出される対面スクリーン「ダイノシアター」があったりと、楽しめるポイントが盛り沢山でした。
「地球の化学ゾーン」で鉱物を観察
1階にはそのほかにも「地球の化学ゾーン」という、福井の恐竜コーナーや化石、隕石、岩石、鉱物のコーナーもありました。
中華料理の机のようにくるくると回るテーブルでは、並んでいる石の詳細を見ることができます。
鉱物のコーナーではきれいな石も眺められたりと、骨格展示エリアに比べれば穏やかな雰囲気のエリアで小さな子供も怖がる心配がありません。
子供も楽しめる福井県恐竜博物館
子供に人気の恐竜博物館ですがエリアによっては大人でも少し圧倒されるので、驚いてしまったり泣いてしまう子供がいるのも当然です。
実際この日も恐竜の鳴き声や展示を怖がって、泣いてしまっている小さな子を何人か見かけました(笑)
コーナーやエリアによって雰囲気も多少違っていたので、おすすめの順路に縛られずお子さんの様子に合わせて館内の雰囲気に慣らしながら廻るのもおすすめです。
「生命の歴史ゾーン」には始祖鳥も
1階から緩やかなスロープを上がった2階には、「生命の歴史ゾーン」がありました。
こちらでは恐竜だけではない生命の誕生から人類の出現までが展示されていて、写真の始祖鳥も展示されていたものです。
「最古の鳥とよばれる始祖鳥は飛べたのか?」という話題を最近耳にしたばかりだったので、興味深くじっくり眺めて楽しめました。始祖鳥って空を飛べたのかしら。
最古のクジラも展示
同じく2階の「中生代の海コーナー」には最古のクジラや大きな海ガメの展示もあって、こちらも迫力がありゆっくり堪能できました。
おすすめ曜日は平日!
恐竜博物館は休日には人気でかなり混雑するそうですが、この日は人も少なくゆっくり歩いて回ることができました。
お土産が買えるミュージアムショップやレストランは館内の3階に入っていたので、外へ出ることなく休憩することもできるので、可能であれば比較的空いている平日のお出かけがおすすめです。
恐竜博物館のアクセス
福井県立恐竜博物館は長尾山総合公園と呼ばれる「かつやま恐竜の森」の公園内にあります。
隣にも「かつやまディノパーク」というテーマパークがあり実物大の恐竜を見ることができるので、恐竜好きな人にはたまらない場所でした。
「かつやま恐竜の森」には1500台の無料駐車場あり。
博物館前の駐車場は約400台の乗用車が駐車可能です。
車でのお出かけが便利ですが、福井県立恐竜博物館は全国から毎年90万人の入場者があり夏休みやGWといった休日には駐車場もかなり混雑するそうです。
住所:福井県勝山市村岡町寺尾51-11
電話:0779-88-0001
営業時間:9:00~17:00(入館は16:30まで)
※GW・夏休み期間・シルバーウィークは時間変更あり(8:30~18:00)
定休日:第2・第4水曜(祝休日の場合は翌日、夏休み中は無休)年末年始
料金:大人 720円/高校生・大学生 410円/小中学生 260円
福井駅からのアクセス
福井駅から電車で恐竜博物館へ行く場合には、「恐竜博物館セット券」の利用がおすすめです。
- 電車一日フリーきっぷ
- バス料金
- 博物館入館料
有人駅で販売されるセット券では上記の3点がセットになっていて、通常料金に比べてもかなりお得です。
JR「福井駅」からのルートは、えちぜん鉄道勝山永平寺線「勝山行き」乗車(約1時間)→勝山駅で下車しタクシー(約10分)orコミュニティバス約15分「恐竜博物館」下車となります。
金沢から電車で恐竜博物館へ
金沢駅から電車で恐竜博物館へ向かう場合は、金沢ー福井駅間は特急しらざき(47分3,020円)もしくは北陸本線(約1時間半1,320円)を利用します。
福井駅からは乗り継いで勝山駅へ行き、更にバスかタクシーを利用して恐竜博物館へ向かうことになるので、運転が可能であれば移動にはレンタカーもおすすめです。
金沢から車で恐竜博物館へ
今回の旅行では金沢市内のホテルから高速道路を利用して車で福井県立恐竜博物館へ出かけました。
北陸自動車道「福井北JCT」~中部縦貫道(永平寺・勝山方面)へ~「勝山IC」で高速をおり市街を抜けると到着します。
午前中に金沢市内を出発
出かけたのは梅雨の季節の6月、朝から雨の降る平日で金沢市街は少し車が多いものの、市内を抜けてしまえば車の流れはスムーズでした。
金沢を出発したのは午前8:00過ぎ。
朝の通勤で道路が混むことがあるかな?どれくらい時間がかかるかな?と心配でしたが恐竜博物館前の駐車場に到着したのが午前9:30でした。
日によって道路状況が変わるかと思いますが、この日は下道も高速も混雑は殆どなく約1時間半で着きました。
勝山市内で白い恐竜がお出迎え
高速を下りて勝山市内を走っていると、窓の外に突然白い恐竜の姿が出現します。
写真の右奥にも写っている白い球状の建物が恐竜博物館なので、目的地にはもうすぐ到着します。
2018年4月オープン「ジオターミナル」
福井恐竜博物館の正面には、2018年4月にオープンしたという「ジオターミナル」という観光案内やお土産ショップ、お手洗い、レストラン等も入った新しい複合施設もありました。
恐竜博物館は館内にもレストランや売店がありましたが、トイレは数がちょっと少なめでした。
ジオターミナルには多目的トイレや授乳室もあったので、展示を見た後に食事やお土産選びで立ち寄るのも良さそうです。
詳しくはかつやま恐竜の森の公式ページでも確認できます。
以上、金沢・福井の旅2日目に出かけた福井県立恐竜博物館の感想でした。
午前中に恐竜博物館を巡ったあとは、ランチに福井で有名な「竹田の油あげ」の谷口屋へ行ったので、そちらはまた次に書いていきます。
金沢・福井旅行の記事はこちらにも
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