LIFE is..

当ブログではアフィリエイト広告を利用しています

【金沢/福井旅行】丸岡城へ行きました【現存12天守】

丸岡城

前回に引き続き、金沢・福井旅行記の続きです。

永平寺を参拝したあとに向かったのは、福井県にある現存12天守のひとつ「丸岡城」。

これまでに犬山城、彦根城、松本城は見る機会があったので「折角なら現存12天守の丸岡城も見てみたい」と考えていました。

【金沢/福井旅行】丸岡城へ行きました【現存12天守】

 

現存12天守のひとつ丸岡城

せっかく福井に行くのなら一度は見てみたかった、現存12天守の丸岡城。

丸岡城の築城は1576年(天正4年)、築城主は柴田勝家の甥・柴田勝豊です。

 

昔の城郭は5角形の豪を有していたそうですが、現在は天守と石垣がわずかに残っているのみ。

城内は公園になっていて園内は400本近いソメイヨシノが植えられ、季節になると城下では丸岡城桜まつりも開催されているそうです。

野づら積みの石垣と石製の鯱

丸岡城

丸岡城の石垣は戦国期特有の建築構造の野づら積みで、切り出したままや加工をしていないナチュラルな形のままの石を不規則に積み上げています。

天守閣登り口の階段の右横には、石製の鯱が置かれていました。

石瓦と同質の石製の鯱

丸岡城 石製の鯱

この石製の鯱は昭和23年の福井大地震で落下してしまったもの。

こちらはもともと木彫銅板張りだった鯱を昭和15年~17年の修理の際に石製に改めたものです。


修理をした当時は戦禍中で銅板の入手が難しく、天守の石瓦と同質の石材でつくりかえたそう。

現在の天守閣に乗っている鯱は昭和27年~30年の修復時にもとの木彫銅板張りに復元したものです。

天守内部の急な階段

城内へは靴を脱いで靴箱に置き、スリッパに履き替えて入場します。

丸岡城は外観が二重ですが内部は三階の望楼型天守閣。

城内の各階にはお城の造りについての解説もあって楽しめました。

城内の解説

中はあまり広さはないものの、1階にはお城のジオラマ展示や全国にあるお城の写真パネル展示もありました。

天守の階段

天守内部の階段はとても急で、上から吊るされたロープにつかまって上っていきます。

昔のお城はどこも急な階段で、以前に行った松本城も階段が急で登るのが大変だったけれど、丸岡城はさらに角度が厳しいように感じました。

丸岡城の階段

こんなところに階段?!と思うような壁ギリギリの場所に階段がありました。

急な階段は登るときよりも降りるときのほうがより怖いんですよね、足腰が弱い方はかなり大変そうです。 

特徴的な石瓦

丸岡城の石瓦

丸岡城は屋根の瓦が特徴的で全て石瓦で葺かれていて、瓦1枚の重さは20~60キロ近くもあるそう。

お城の登り口にあった瓦と同質の素材で造った鯱サイズだと、どれくらいの重さになるんだろう?!と少し気になります。

現存12天守について

「現存天守」は現代に残っている江戸時代以前に建造された天守のこと。

戦乱や明治の廃城令・天災・戦争の影響で全国には12城しか残されていなくて、そのうち5城は国宝に、7城は重要文化財に指定されています。

国宝5城(順不同)

  • 「松本城」長野県松本市 
  • 「犬山城」愛知県犬山市 
  • 「彦根城」滋賀県彦根市 
  • 「姫路城」兵庫県姫路市
  • 「松江城」島根県松江市

www.dekakeyou.net

重要文化財7城(順不同)

  • 「弘前城」青森県弘前市
  • 「丸岡城」福井県坂井市 
  • 「備中松山城」岡山県高梁市
  • 「丸亀城」香川県丸亀市
  • 「松山城」愛媛県松山市
  • 「宇和島城」愛媛県宇和島市
  • 「高知城」高知県高知市

お城が好きな方の中には現存12天守巡りをする方も多いそう。

まだ行ったことのない城ばかりなので私も機会があれば出かけてみたいです。

入場券に越前織のしおり付き

丸岡城の入場券

上の写真は丸岡城の入場時に渡された案内と入場券で、入場券にはデザイン違いの「越前織」のしおりが付いていました。

しおりのサイズは縦13.5㎝、横3.5㎝。

デザインは全部で4タイプあるそうですが、私たちはピンクとグリーンの2タイプをいただきました。

 

ピンクは桜の柄が可愛らしくて、グリーンもお城や石垣のデザインがとても綺麗できめ細かくて驚きました。

どちらも気に入っていて、今は自宅にあるお城の本や観光ガイドのしおりに活躍しています。

どちらのしおりにも丸岡城や桜の風景と共に、本多重次が戦場から妻にしたためた手紙として有名な「一筆啓上 火の用心 お仙泣かすな 馬肥やせ」の文字があしらわれていました。

(「お仙泣かすな」のお仙は、後に丸岡城の城主となった本田重次の長男・仙千代(後の本田成重)のこと)

 

福井県坂井市丸岡町は織ネームや織テープ等・細幅織物の産地で、全国の約7割がこの地域で生産されているそうです。

丸岡城のアクセスや駐車場等

住所:〒910-0231 福井県坂井市丸岡町霞町1−59

電話:0776-66-0303

丸岡城の入場料は450円

(丸岡城・丸岡歴史民俗資料館・一筆啓上日本一短い手紙の館の3か所共通券)

 

お城の側にはお手洗い・お食事処・お土産屋もある広い無料駐車場があって、平日のお昼過ぎだったこともあって比較的空いていたので気軽に利用できました。

 

この日は朝から丸1日福井県を観光して恐竜博物館・永平寺・丸岡城・東尋坊を駆け足で巡りましたが、丸岡城は1度は行きたかったので今回訪れることができて良かった。

機会があれば桜の綺麗な季節にも足を運んでみたいです。

 

以上、現存12天守のひとつ丸岡城へ出かけた記録でした。

今回の金沢・福井旅行の記事はこちらにも

www.dekakeyou.net

www.dekakeyou.net

www.dekakeyou.net