5月に立山黒部アルペンルートの雪の大谷へ出かけた記事の続きです。
今回は長野側から富山側への通り抜けはせず、長野~室堂間を往復しました。
室堂での昼食後は午前中に素通りしてきた各駅を観光しながら、長野側の扇沢駅へ向かいました。
【立山黒部アルペンルート】春の黒部ダムへ!個人旅行タイムスケジュール公開
春の立山黒部アルペンルート旅行
春の立山黒部アルペンルート観光で一番楽しみだった「雪の大谷」を見た後は、大観峰や黒部平といった室堂駅ー扇沢駅間にあるほかの駅に立ち寄りました。
雪の大谷の記事はこちら
朝は混雑を避けるために少しでも早く室堂で雪の大谷を見ようと他の駅を素通りしたけれど、午後は室堂以外の各駅を散策したり景色を楽しみました。
大観峰「雪のトンネル」「雪のポケット」
室堂から長野方面のトロリーバスに乗ると到着するのが、大観峰駅。
大観峰には雪の大谷フェスティバルの「anotherステージ」として、雪のポケットや雪のトンネルが出来ていました。
雪のトンネル
雪のトンネルは駅改札にも比較的近い場所にありました。
暖かさで内側がとけているようで、屋根からしずくが落ちて水たまりができている場所もありました。
トンネルを抜けた先では、ロープウェイと黒部湖が綺麗に見えました。
雪のトンネルは5月上旬〜6月30日(日)の期間限定イベント。
雪のポケット
階段を上った先にある雲上テラスには、大きなかまくら「雪のポケット」が出来ていました。
雲上テラスは、夏に来た際には椅子やテーブルが置かれていた場所です。
かまくらの中で雪を触って遊んでいる子供がいたので、写真は少し離れて撮影したもの。
こちらも4月15日(月)〜5月31日(金)の期間限定イベントです。
黒部平の絶景パノラマテラス
大観峰でロープウェイに乗り込むと到着するのが黒部平駅。
上の写真は駅の売店の抜けて外に出たところにあった記念撮影スポット。
黒部平駅の屋上には黒部平パノラマテラスがありました。
こちらもとても眺めがよくて、沢山の人が写真撮影をしています。
雲一つない青空で、山の稜線がくっきり濃くみえます。
標高1800mオーバーの場所へ行って言うのもなんですが、高いところは結構苦手で・・。ロープウェイも屋上への階段を上るのもかなり怖かった。
夏の旅行では、黒部平駅で「立山ブラックソフト」も頂きました。
春の黒部ダムへ
黒部平駅から黒部ケーブルカーに乗ると、黒部湖駅に到着します。
黒部湖駅を出ると目の前には黒部ダムが広がっていて、堰堤を歩いて進むと向こう側に黒部ダム駅があります。
黒部ダムでは折角なので展望台まで外階段を登ってきました。
観光放水の時期にはとても混雑する黒部ダムですが、季節や時間帯のせいもあるのかこの日は人が少なくとても静かでした。
黒部ダムの外階段は、高所の恐怖だけでなく足元が開いていて丸見えなので怖さ倍増です・・。
こちらは階段を登っている途中に見えた黒部ダムの姿。
室堂周辺に比べると黒部ダムは標高も低く体感にも暖かかったけれど、日陰になっている場所にはまだ雪が残っていました。
展望台休憩所に到着
長い外階段をゆっくり登り、ようやく展望台休憩所に到着。
階段にも人が全然いなかったけれど、夏には混雑していた展望台休憩所にも人影なくほぼ貸し切り状態でした。
雪の大谷が始まる4月の寒い時期には黒部ダムも全面結氷しているそうですが、5月もゴールデンウィークを過ぎると大分暖かくて、冬の姿を見ることはできませんでした。
黒部ダム展望台で景色を楽しんだ後は、電気バスに乗ってのんびり扇沢駅へと戻りました。
観光放水は6月から10月
黒部峡谷の景観維持を目的に毎年行われる黒部ダムの観光放水は、2019年は6月26日〜10月15日の期間中に見ることができます。
観光放水の時刻は時期によって変わっているようです。
- 6/26~7/31(6:00 ~ 17:30)
- 8/1~9/10( 6:30 ~ 17:00)
- 9/11~10/15 (7:00 ~ 16:30)
2017年の夏に黒部ダムの観光放水へ出かけた記事はこちら。
虹は午前中のほうが見える確率が高いそうですよ。
旅行当日のタイムスケジュール
旅行前には雪の大谷は人気が高く混雑していると聞いていたので、当日は時間に余裕を持って動くようにしていました。
私達が旅行したのは5月のゴールデンウィーク明けの平日でしたが、実際のタイムスケジュールがこちらです。
扇沢~室堂間の往路
8:00 扇沢発
8:16 黒部ダム着(黒部ダム~黒部湖間は徒歩約16分)
8:30 黒部湖発
8:35 黒部平着
8:50 黒部平発
8:57 大観峰着
9:15 大観峰発
9:25 目的地の室堂に到着
往路は寄り道せずに、まっ直ぐ室堂を目指して約1時間半で目的地に到着しました。
雪の大谷の滞在時間(昼食含む)
室堂ではパノラマロードは歩けず、雪の大谷、雪の廻廊、みくりが池周辺を散策しました。
午前中は比較的空いていたのもあって、雪の大谷の所要時間は30~40分程度。
雪の回廊~みくりが池周辺を散策して室堂駅へ戻るまでの所要時間は約60分程度でした。
雪の大谷期間中の室堂でランチ
11:10 室堂駅「りんどう」でランチ
「りんどう」はランチが11時スタートだったので、混み合う前にと時間に合わせて少し早めに入店しました。
入店時は席を自由に選べる程空いていたけれど、平日でも食事を食べ終わる頃には席がほぼ埋まっていました。
室堂に滞在したのは9:25~12:00迄です、食事を含めた滞在時間は約2時間半程度。
扇沢~室堂間の復路
12:00 室堂発(恐らく臨時便です)
12:20 大観峰発
13:00 黒部平発
14:05 黒部ダム発
14:21長野側の扇沢に到着
復路は各駅で景色も楽しみながらゆっくり移動したので、約2時間半かかりました。
室堂往復は平日でも5~6時間
立山黒部アルペンルートで実際に扇沢~室堂の往復にかかった時間は、合計で約6時間半です。
早朝に扇沢駅で往復切符を購入する際には、窓口の方に「室堂往復は平日でも5~6時間は掛かりますよ」と声を掛けてもらいましたが、本当に窓口の方の言う通りで平日でも半日がかりでした。
混雑時は朝から入場規制も
混み合う連休やGW期間中にはロープウェイや乗り物で乗車待ちが発生することもあって、待ち時間で1~2時間かかることもあるそうです。
今年はゴールデンウィークが10連休で特に混雑が酷く、早朝から入場(入山?)規制がかかったり当日券の販売が早くに終了したとも聞きました。
立山黒部アルペンルートでは乗り物の最終時間もあるので、事前に時刻表を確認したり余裕のあるタイムスケジュールを組んで出かけることをおすすめします。
団体ツアー旅行もおすすめ
平日の旅行はそこまで混雑もなく過ごせたものの、現地ではツアーで観光に来ている団体の方も多く見かけました。
立山黒部アルペンルートでは幾つかの乗り物を乗り継ぐ必要がありますが、駅の改札の列は「個人」と「団体」で分かれています。
乗り換えや食事処の混雑が予想されるような週末等は、個人よりも団体ツアーを利用してサポートしてもらうのも安心かも知れません。
【クラブツーリズム】日帰り旅!ひとり旅!添乗員やスタッフがしっかりサポート
以上、この春に出かけた立山黒部アルペンルートについてでした。雪の大谷での服装や当日の荷物についてはまた次に書いていきます。
長野のお出かけ記事はこちらにも