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【雪の大谷】立山黒部アルペンルート長野側の扇沢から室堂へ!感想/体験談

【雪の大谷】立山黒部アルペンルート長野側の扇沢から室堂へ!感想/体験談

立山黒部アルペンルートといえば、毎年春にTVニュースでよく見かける「雪の大谷」が有名ですよね。

「高くて真っ白な雪壁を1度は実際に見てみたい!」とずっと思っていて、この春に初めて出掛けてきたので雪の大谷について感想を書いていきます。

【雪の大谷】立山黒部アルペンルート長野側の扇沢から室堂へ!感想/体験談

 

立山黒部アルペンルート”雪の大谷”

真っ白な雪の壁が有名な「雪の大谷(ゆきのおおたに)」は、標高3,000m級の山々が連なった山岳地帯の立山黒部アルペンルートの「室堂(むろどう)」エリアにあります。

 

雪深いため冬の間は通行禁止となるアルペンルートが開通する、春の残雪の時期にだけ体験することができる季節限定のイベントです。

長野ルート・富山ルートの2パターン

立山黒部アルペンルートでは車の通行は規制されていて、トロリーバスやロープウェイを乗り継いでの移動になります。

富山県側と長野県側からの2通りルートがあって、勿論通り抜けも可能ですが、今回も長野県側からのルートで出かけました。

 

立山黒部アルペンルートは今回が2度目。

1度目は夏の(8月)黒部ダムで観光放水を目当てで行って、黒部ダムの大きさと観光放水の迫力に圧倒されました。

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このときは大観峰までしか行かなかったので、室堂へ行くのは今回が初めてでした。

長野県の扇沢駅から雪の大谷へ

長野県側の扇沢駅から雪の大谷へ

この日は長野県側にある立山黒部アルペンルートの入り口になる「扇沢駅」からスタート。

訪れたのは5月。ゴールデンウィークが終わった直後の5月8日、天気のいい平日を狙って出かけました。

 

立山黒部アルペンルートへはマイカーでの乗入れができないので、長野県側から車で行けるのは扇沢駅までになります。

駅には無料・有料(1日1,000円)共に300台以上の駐車場がありました。

 

ゴールデンウィークが終わったばかりの平日はそこまで混雑しないだろうと思いつつも、少しでも時間が早いほうが駐車場も混雑しないかと午前7時40分頃に扇沢駅に到着。 

無料駐車場には結構車が止まっていたけれど、駅に近い有料駐車場は空いていました。

扇沢駅から室堂へ!往復の当日券購入

室堂まで往復の当日券

扇沢駅の窓口では室堂までの往復分の立山黒部アルペンルートきっぷ(通用発売日共5日間有効)を購入。

立山黒部アルペンルートの各駅は窓口によって対応が違うようですが、扇沢駅ではクレジットカードの利用も可能でした。

 

受け取ったきっぷには電気バスの写真と一緒に「電気バス元年」の文字が入っています。

以前は扇沢駅から黒部ダムまでは関電トンネルトロリーバスが走っていましたが、今年から新しく電気バスが走るようになりました。

きっぷは当日券のほか前売り券も

私は駅の窓口で当日券を購入しましたが、立山黒部アルペンルートで販売されているきっぷには当日券のほか事前にインターネットで予約できる「前売り券」もあるそうです。

週末は窓口も混雑しそうなので、事前に購入しておくのもおすすめかも知れません。

WEBでは予約状況を確認することもできるので便利。

覗いてみると長野県側から向かうよりも富山県側から向かうほうが予約が混み合っているようにも感じました。

トロリーバス改め電気バスで黒部ダムへ

電気バスで黒部ダムへ

写真は新しく扇沢駅~黒部ダム区間を走るようになった電気バスです!

停車中に撮ってみたけれど、ちょっと白っぽく写ってしまい残念な写真に・・・。

リニューアルされたばかりでピカピカですね。

リニューアルされた電気バス

リニューアルされた電気バス

電気バスもパッと見は普通のバスと大きくは変わらない様子で、トロリーバスと同様にCO2を排出しない環境に優しい乗り物です。

車内はステップの高さも少し低くめで乗り降りがしやすくなった印象でした。

黒部ダムの破砕帯

電気バスの乗車時間は約16分。

黒部ダムへ向かう途中のトンネル内では、黒部ダム建設での難所となった「破砕帯」を見ることができます。

 

破砕帯は地下水を大量に溜め込んだ軟弱な地層で長さはおよそ80mもあり、掘削作業には約7カ月もの月日がかかりました。

困難を極める工事に立ち向かった人々の物語は、小説や映画「黒部の太陽」でも有名ですよね!

 

電気バスの車内ではトロリーバス時代と同様に黒部ダムや立山黒部アルペンルートの紹介ビデオも流れていました。

黒部ダム(黒部湖)からケーブルカーで黒部平へ

ケーブルカーで黒部平へ

電気バスが黒部ダムに到着したあとは、「まずは室堂まで行こう!」ということで景色を楽しむのもそこそこにダムの堰堤を歩いて黒部湖駅まで移動しました。

 

黒部湖駅までの所要時間は、徒歩で約15分程度。

黒部湖駅からは写真のケーブルカーに乗って、黒部平を目指します。

ケーブルカーの乗車時間は約5分ですが、地下を走るので左右どちらに乗っても景色は全く楽しめません。

黒部平からロープウェイで大観峰へ

ロープウェイで大観峰へ

立山黒部アルペンルート内は上の写真のように駅や建物内にしっかり案内表示があって分かりやすいです。

改札にも係員の方が立っていることが多いので、初めて訪れる場合でも迷わず安心かと思います。

 

ケーブルカーが黒部平に到着したあとも、ちょっとお手洗いに立ち寄る程度で直ぐにロープウェイ乗り場へと移動しました。

ロープウェイはGW期間中には乗り場がかなり混雑して1~2時間待ちもあったそうですが、週末と違い平日の朝はそこまでの混雑もなくスムーズに乗車できました。 

支柱のないワンスパンのロープウェイ

支柱のないワンスパンのロープウェイ

大観峰へ向かう立山ロープウェイは全長1,710mで途中に支柱がないワンスパンのロープウェイとしては日本最長なのだとか。

 

標高差は500mあって移動にかかる所要時間は約7分と短めですが、高所が得意ではないので乗車時間がかなり長く感じました・・・。

高いところが平気で景色を楽しみたい場合には、登りのロープウェイの場合は前方よりも後方のほうがおすすめかも知れません。

 

とは言っても、ロープウェイが上に向かうにつれて辺りは一面に雪景色が広がるので、高低差がよく分からず夏に乗車したときよりは高所の怖さをあまり感じませんでした。

大観峰のトロリーバス乗り場

トロリーバスで室堂へ

写真は大観峰のトロリーバス乗り場。

大観峰からは立山トンネルトロリーバスに乗りかえて、「雪の大谷」の会場になっている「室堂」を目指します。

 

各駅の改札には整列のための案内表示のほか、写真のように次の乗車時間の案内表示もあって分かりやすく便利でした。 

大観峰から室堂へ

立山トンネルトロリーバ

写真は大観峰から室堂までを結ぶ立山トンネルトロリーバス(写真は室堂で撮影しました)

正式名称は「無軌条電車」といって電力で走る電車の仲間だそうで、トンネル内を約10分走ります。

 

長野側の扇沢駅から室堂へ向かう場合は乗り換え回数は多いのですが一つ一つの乗車時間はどれも短めで、乗り換えがスムーズにいったこともあって結構アっという間に室堂に到着しました。

立山黒部「雪の大谷」フェスティバル

【室堂】雪の大谷フェスティバル

この日のお目当て「雪の大谷」のある「室堂」に到着!

 

雪の大谷フェスティバルが開催される室堂付近の「大谷」は、立山黒部アルペンルートのなかでも積雪量が特に多い地点。

周辺の道路を除雪した際にできる巨大な雪の壁が「雪の大谷」です。

 

自然のものなので積雪量によって壁の高さは毎年変わりますが、稀に20mを超えるような年もあるのだとか。 

例年の「雪の大谷」開催期間は4月中旬~6月中旬で、2019年の開催期間:4月15日(月)~6月22(土)までです。

初日は天候不良で中止に

雪の大谷フェスティバルでは9:30~15:15の時間帯に全長およそ500メートルの高い雪の壁に挟まれた道路を歩くことができる「雪の大谷ウォーク」が人気ですが、今年は初日の4月15日に天候が大きく荒れて雪の大谷ウォークが中止になるというニュースもありました。

 

地上では桜も咲いて春を楽しめる季節ですが、標高の高い立山黒部アルペンルートの室堂ではまだまだ厳しい冬の季節。

雪の大谷は開催時期が限られているだけでなく、自然相手なので天気にも大きく左右されるイベントなんだと改めて実感しました。 

室堂ターミナルのイベント案内

室堂ターミナルのイベント案内

室堂ターミナルでは、雪の大谷フェスティバルのイベント案内も確認できました。

 

駅に着いて確認すると、この日はスノーマウンテンとパノラマロードの開催状況に×印があり、整備のためお休みのようでした。

パノラマロードも歩いてみたかったので残念。

 

けれど、楽しみにしていた「雪の大谷ウォーク」と「雪の回廊ウォーク」は開催中で〇印が付いていました!よかった!

 

室堂は日本最高所にある駅で、室堂ターミナル駅にはホテルのほかに大きなレストランや売店もありました。

今日のランチは少し早めに室堂で食べようかと相談しながら、雪の大谷ウォークへ向かいました。

雪の大谷ウォークに参加

雪の大谷ウォークに参加

今年の開催初日に発表された雪の大谷の壁の高さは16mでした。

この日も壁の高さは当初と変わらず16mのままで、気温はマイナス2℃。

 

空気はひんやりしていて冷たいけれど、すっきり晴れたお蔭で日差しが暖かでした。

ショベルカーと除雪車が活躍中

ショベルカーと除雪車

室堂ターミナルを出てすぐ目に入ったのが、フル稼働しているショベルカーと除雪車。

 

雪の大谷フェスティバルでは複数のイベントが開催されるようなので、次のイベント準備をしているようです。

晴天の雪の大谷

雪の大谷を歩き進めると、徐々に壁が高くなっていきます。

きれいな青空に白い壁が映えますね、いいお天気で本当によかった。

 

朝早い時間だったこともあってまだ人は少なめでしたが、のんびり歩いていると立山側から続々とバスがやってきます。

雪の大谷ウォーク

平日は休日に比べればあまり混雑せず空いているものの、それでもお昼が近づくにつれ人が増えていくのを感じました。

スノーカレンダー「KOYOMI」

スノーカレンダー「KOYOMI」

雪の大谷では、断面から降雪日などを調べたスノーカレンダーが展示されていました。

 

雪の壁にはよく見ると地層のようなしま模様が沢山あって、雪の層からは壁ができるまでに降り積もった時期や天候が見えてくるとの解説があります。

雪の大谷スノーカレンダー

  • 「新雪(しんせつ)」結晶の形がほぼ完全に残っている雪。みぞれやあられも含む。
  • 「しまり雪」細かい雪粒が互いにつながって丈夫になった雪。寒冷な気候で出来、真っ白な層を作る。
  • 「ざらめ雪」解けたり凍ったりを繰り返してできた丸い大粒の雪。暖かい日があったことを示す。
  • 「しもざらめ雪」寒暖の差により雪粒に霜がついてできた雪。がさがさで角ばっていてもろい。
  • 「硬い氷の層」雪解けの水や雨が積雪中で凍ってできた氷層。暖かい日があったことを示す。
  • 「黄砂」アジア大陸の砂漠の砂が遠く立山上空まで飛来して、積雪中に入り込んだ黄褐色の層。3~4月ごろに多く飛来する。

今冬はスキー場でも”雪が少ない”という声をよく聞きましたが、スノーカレンダーを見てみると立山黒部アルペンルートでも年末や年明けまでは雪が少なかったようです。

3月、4月としっかり雪が積もったお蔭で、高い雪壁を見ることができて良かった。

雪の大谷ウォーク最高地点へ

雪の大谷ウォーク最高地点へ

この辺りが雪の大谷の最高地点。

パノラマロードが整備中でお休みだったので、こちらで折り返して戻る必要がありました。

自然と行き止まりに人溜まりができています。

雪の大谷で人気の撮影スポット

最高地点には看板も立っていて、みなさん順番に並んで記念撮影をしていました。

車道側の雪壁の上のほうには、氷柱も沢山ありますね。

 

バスが通るので雪の壁は汚れているのかと思っていたけれど、前日?前々日?に雪が降ったお蔭もあったのか想像していたより白く綺麗で感動しました。

雪の回廊ウォーク

室堂ターミナル屋上へ

雪の大谷ウォークを楽しんだあとは、室堂ターミナルの屋上から伸びる歩行者専用道路の雪の回廊ウォークに行きました。

 

写真でも分かりますが、雪の大谷ウォークだけを楽しむ場合には道路が除雪されているので足元はスニーカーでも平気です。

 

そのほかの場所には雪が残っていたので、雪の大谷ウォーク以外も楽しみたい場合には防水のある滑りにくいトレッキングシューズや雪用の靴がおすすめ。

雪の回廊ウォークへ

雪の回廊ウォークでは、室堂ターミナル屋上に近い入口の辺りでは通路に黒い滑り止めのようなものも敷かれていました。

 

滑り止めの部分だけならばスニーカーでも歩けそうで、実際に歩いている方もちらほらいました。

雪の回廊ウォーク

雪の大谷を歩いた後だと壁が低く感じるけれど、雪の回廊ウォークも一面に雪景色でとても綺麗です。

こちらは道に雪がしっかり残っていたせいか人も少なく空いていて、のんびり写真を撮ることができました。

室堂平~みくりが池を散策

室堂平~みくりが池散策

雪の回廊ウォークの後は、折角だからと室堂平~みくりが池まで散策してみることに。

 

先に進んでいくと黒い滑り止めシート(?)もなくなるので、スニーカーや革靴での散策は避けたほうが安全です。

道から外れると歩きにくい

ルートから一歩外れてみると、積もっている雪に結構足を取られました。

私はスノーブーツを履いていたので雪道も滑ることなく平気だったけれど、ブーツインを直していなかったので靴の中に少し雪が入ってしまいました。

みくりが池温泉を目指す

みくりが池温泉の案内板

雲一つない青空。

目指せ、みくりが池温泉。

辺り一面、雪景色

こんなに雪ばかりに囲まれていると、遠く離れた場所に見える人影にすら親しみを感じるのが不思議です。

「お!あそこに人間がいるぞ・・・!!」なんて、テンション高く手を振りたくなる気分。

絶景が楽しめる室堂平

道が整備されていて案内板があるので歩けているけれど、何もなかったら直ぐに迷子になってしまいそうな程、真っ白。

景色はとても綺麗だけれど雪山ってやっぱりなんだか怖いな、イエティとかと出会えそう。

温泉が出ている地獄谷周辺

こちらは温泉が出ている地獄谷の辺り。付近では硫黄の匂いがしていて、温泉卵が食べたくなりました。

どうやら歩いている人がいたようで、遠くに人影が小さくぽつんとありました。

みくりが池温泉に到着

みくりが池温泉に到着

みくりが池温泉に到着。

外にはベンチやテーブルが並んでいて、こちらの建物でも軽食が頂けるようでした。

 

「みくりが池を目指してきたのに池がなかったなー」と思い周辺を見てみると、ちょうど池が雪に覆われて見えていないだけだったみたい。

雪に隠れたみくりが池

雪がなければ、この辺りに「みくりが池」が見えるそう。

一部分だけ雪が解けているように見える場所があるけれど、あの辺りが池の端のほうなのかしら。

 

また雪が解けている季節に出かけて、同じ場所で写真を撮ってみたいです。

雪の大谷フェスティバルの限定イベント

「雪の大谷フェスティバル」期間中は4月15日~5月9日をファーストステージ、5月10日~6月22日をセカンドステージと題して、様々なイベントを開催しています。

1stステージ(4月15日~5月9日)イベント内容

  • 除雪車の展示
  • パノラマロード「ZEKKEI」(立山連峰を一望できる雪の上の遊歩道)
  • スノーシェルターNINJA(大きな雪の壁にシェルターを設営)
  • スノーカレンダー「KOYOMI」(雪壁の断面から調べた降雪日などの情報を展示・紹介)

2ndステージ(5月10日~6月22日)イベント内容

  • 雪の迷路「Snow Maze」5/10(金)〜5/19(日)
  • 雪の滑り台-白-「Snow Slide White」5/22(水)〜5/29(水)
  • 雪の滑り台-黒-「Snow Slide Black」6/1(土)〜6/22(土)
  • 佐々成政 おもてなし武将隊「“OMOTENASHI” SAMURAI SHOW」
  • 佐々成政武者行列「SAMURAI PARADE」6/1(土)

見やすく分かりやすい、立山黒部アルペンルートの公式サイトはこちら

www.alpen-route.com

雪の大谷フェスティバル通行証とエリアマップ

通行証とエリアマップ

室堂では雪の大谷フェスティバルの通行証も貰うことができます。

裏側にはエリアMAPやイベント案内も書かれていて便利でした。

 

雪の大谷ウォーク・雪の回廊ウォーク・みくりが池と散策した後は、少しお腹も空いてきたので室堂ターミナルまでのんびり戻ってランチにしました。

 

ランチや午後の観光については長くなってしまうので、また次に書いていきます。

長野県のお出かけ記事はこちらにも

www.dekakeyou.net

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