3月の中旬、名古屋市の栄にある愛知県美術館へ行きました。 目的は「ピカソ、天才の秘密」です。
「ピカソ、天才の秘密」愛知県美術館へ行きました
ピカソといえば「ゲルニカ」のようなキュビスム(3Dのものを敢えての2Dで描いてみよう!という手法らしい)が有名ですが、今回の展示ではキュビスム以前の初期作品や青の時代・バラ色の時代が中心でした。
パブロ・ピカソ(1881-1973)
夫は単純に自分が産まれる少し前までピカソが生きていて意外とイケメンなこと、91歳と長寿なことに驚いていました。
「自分とは別の時代を生きた芸術家」というイメージが強かったようです。
青の時代とバラ色の時代
ピカソの子供の頃の作品は、とても子供が書くものとは思えない絵も多く見ていて面白かったです。
「青の時代」というのは友人の自殺をきっかけに、青い色調の暗い絵が続いた時期のことで、この時期の絵の「スープ」が好きです。
「バラ色の時代」は青の時代の後に恋人が出来て絵が売れるようになった時期で、色調がブルーからピンクに変わります。
上のチラシの表絵も青いドレスが素敵ですがベースの色調はピンク、バラ色の時代の作品です。
感情は色に表れる?
社会で疎外されている人に目を向け描いた「青の時代」の絵は、見ていて楽しい印象はないけれど気持ちを引き付けられるものもありました。
落ち込んでいるときには明るい色よりも暗い色の服を選びがちだし、自信が持てないときや気持ちが弱っているときにも地味で暗い色を好みがち。
人の感情と色は繋がりが深くて、感情を色で主張するのは分かりやすい方法だと感じました。
芸術は敷居が高い
私は芸術や美術に全然詳しくない素人で、これまでに学んだこともありません。
正直なところよく分からない部分も多いけれど、興味がある展示は見に行って、勝手にあれこれと考えることが好きです。
芸術は敷居が高いと思うこともあるけれど、好きに楽しんでブログに書いていきたいです。
これまでキュビスムはあまり興味が無かったけれど、キュビスム初期の「ポスターのある風景」が面白く好きになりました。
作品リストの裏側も見どころ
作品リストの裏側にはピカソのすごろく付き、ピカソの似顔絵もなんだか可愛らしいです。
「ピカソ、天才の秘密」は愛知では既に終了していて、4/9からは大阪あべのハルカス美術館で開催されているそうです。
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